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開 眼 供 養

墓地開眼の場合
下の図にある儀式の道具(散華、洒水器、柄炉、燭台等)と三方(供物を盛る器)と机は住職が持参します。

東前寺の墓地開眼供養の図

開眼供養について

 仏像、仏壇 位牌、墓地 石塔の新たに成りたるときは、供養のために点眼開眼の作法を行います。世間で云う御霊入れ、入魂の法要のことですが曹洞宗では「点眼」「開眼」と云います。
その場が清らかな浄土聖地と成るようお清めして天地に知らしめ、さらに安心して宿って頂くために、お釈迦様をはじめ諸々の仏様をご招来し常に仏様のご加護を頂戴することができるよう祈念するものです。
供養の場に参列する人は、「祀る」という認識を強くするだけでなく、諸仏とご縁を結び造塔の功徳を積むことが叶い信心を増すことでしょう。
法要は、供養の品やお花をお供えし、住職によって墨が点じられ点眼開眼の作法と読経回向の修行がなされます。

開眼供養の準備:施主家が用意するもの

墓地開眼の場合(右の図を参考にしてください)
●洗米、塩各一合、清酒一升
●筆、墨または墨汁、硯
●供物※
:生菜(ショウサイ)生の野菜のこと
:干菜(カンサイ)野菜海藻の乾物加工品
:紅白お供餅
●華(お花)墓参用花、花瓶にシキビ1枝
●線香。 ●開眼供養料(お経料)
※上記から供物を省いた略式にて行うことも可(霊園墓地の場合)

仏壇入佛開眼、位牌開眼の場合
●お茶、蜜糖(砂糖湯)、水を供える
●筆、墨または墨汁、硯
●霊膳 ●お花 ●花瓶にシキビ1枝
●開眼供養料(お経料)

仏壇は上段中央にご本尊のお釈迦様を、上段左右に脇佛を祀るのが曹洞宗の基本です(脇佛とは右側に永平寺の道元様、左に総持寺の螢山様)。さらに御先祖の位牌と戒名の位牌を祀り、今この世に生があることを「おかげさま」と感謝し報恩の祈りを捧げましょう。感謝の気持ちが未来の道を開き、また一家の安泰と子孫の興隆を願うことにつながるのではないでしょうか。

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