10月になりやっと爽やか気候となってきました。この時季、そこかしこの畑に大根の青葉がみずみずしく成長していて、おいしい季節到来と喜んでいます。大根だけでなく、ほうれん草、春菊、小松菜も冬に向かって朝晩冷え込むにつれてどんどんおいしくなっていくようです。多分栄養価もおいしさに比例しているのではないかと思います。 今回の「だいこん菜の炒め煮」ですが、特に珍しいものではありません。田舎ではどのお宅でも食しているものなので、お宅によって味付けに伝統のような個性があり、先祖伝来の食べ物と思えて楽しくもあります。 大根は白い根の部分だけでなく葉の部分も食べます。根も葉も日本人の健康にとって有益な成分をたっぷり含んでいると云います。大根の栄養について最新の研究がテレビで紹介されました。大根が葉を切らずに売り場に並んでいることは稀で、なんともったいないことだろうか。農薬がかかっている為に葉を切り落とすのでしょう。しかし、これでは益々大根の葉は価値がないとか食べれないというイメージを持たれてしまうのではないでしょうか。 有機栽培の大根は葉を切らずに残したまま並べてあり、我が家ではそれを使っています。また、裏の墓地の小さな空き地を耕し種を撒き、年に2回大根菜を収穫しています。葉ものとして収穫するなら私のように栽培技術がなくても大丈夫、とれたてが一番です。おいしく頂いています。 我が家では子供達も「だいこん菜の炒め煮」が大好き。家伝の味として受け継いでいってくれること期待しています。 さんとう菜やみず菜など菜っぱや、蕪(かぶ)でもおいしく作れます。 (H16.10) |